両陛下、「顔真卿」展を鑑賞 東京・上野
天皇、皇后両陛下は20日夜、東京・上野の東京国立博物館で開催中の特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」(日本経済新聞社など主催)を鑑賞された。同展は唐時代の書家、顔真卿(709~785年)の人物や書の本質に迫り、後世や日本に与えた影響などを紹介する内容。24日まで。
両陛下は同博物館職員から説明を受けながら、東晋や唐などの時代の中国の書家の作品を見て回られた。世界に数点しか現存しない顔真卿の肉筆の一つで日本初公開の「祭姪文稿(さいてつぶんこう)」を天皇陛下はのぞき込むように眺め、「よく残っていましたね」と感心されていた。