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ACL3連覇懸かる日本勢 まず1次リーグ突破を

サッカージャーナリスト 大住良之

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サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場を懸けたプレーオフを鹿島と広島が無事乗り切り、川崎や浦和と合わせて今季も日本から4クラブが1次リーグに出場することになった。

2月19日に行われたプレーオフ(ともにホームで開催)。鹿島、広島の両クラブにとってはシーズン初戦ということもあって難しい試合となったが、鹿島はオーストラリアのニューカッスルに4-1で快勝。広島はタイのチェンライのゴールをこじ開けられずPK戦までもつれ込んだが、4-3で勝ちきった。

1次リーグのスタートは3月5~6日。2月22日に開幕するJリーグが2節を消化した時点となる。2月16日の「富士ゼロックス・スーパーカップ(川崎と浦和が出場)」と「ACLプレーオフ」を合わせれば、4チームはすべて3試合をこなした状態でACL初戦を迎えることになる。どのチームもコンディションを上げていると期待される。

一段と取り巻く環境厳しく

2017年は浦和が、そして18年は鹿島が優勝を飾り、「Jリーグ勢連覇」で迎える19年のACL。しかし日本勢を取り巻く環境はより厳しくなっている。

19年と20年のACL出場枠は、アジア・サッカー連盟(AFC)の17年時点の「AFCクラブ大会ランキング」で決まる。18年大会まで、日本は韓国に次ぐ「東地区2位」として3チームの「ストレートイン」が認められていた。しかし17年のランキングで日本は中国に抜かれたため、「東地区3位」となって2チームがプレーオフに回らなければならなくなったのだ。

「クラブ大会ランキング」で大きな要素を占めるのが、試合数の多い1次リーグでの成績なのだが、最近の成績を見ると、「降格」も無理はない。ACLが「1カ国最多4クラブ」になったのは09年のこと。以来昨年までの10大会で、日本の4クラブが1次リーグで獲得した総勝ち点を見ると、完全な「右肩下がり」であることがわかる。

09年には全4クラブが1次リーグを突破し、全24試合の結果は15勝5分け4敗。総勝ち点は50にもなった。この時代のACLでは07年浦和、08年G大阪と連覇を飾っていた日本のクラブが圧倒的な強さを見せていた。だが4クラブ「そろい踏み」はこの年と11年の2回だけ。17年は3クラブが1位突破を果たしたが、18年にいたっては優勝した鹿島以外は1次リーグで敗退。総勝ち点は24にとどまった。

日本のクラブにとってJリーグの序盤戦と並行して戦うACLの1次リーグは簡単な戦いではない。Jリーグ全体のレベルが拮抗しており、少し負けが込むと優勝争いどころか、残留争いに巻き込まれかねないからだ。

だが「右肩下がり」だった1次リーグの総勝ち点を「右肩上がり」に変えていかなければ、ACLでの戦いはさらに厳しくなる。

ACLのプレーオフは、今年1月にアジアカップがあったため2月19日だったが、18年は1月30日に行われた。通常ならトレーニング始動から2週間あるかないかという時期に、ある程度チームを仕上げなければならないのは、シーズン全体に大きな影響を与えかねない(実際、18年1月30日にACLプレーオフを戦った柏はJ2降格の憂き目にあった)。プレーオフ出場を1チームに戻す、すなわちランキングで中国か韓国を抜く努力が必要だ。

中国は世界からスター選手を集め、その強烈な「個」を押し立てて近年のACLで好成績を残してきた。しかし、Jリーグのチームが組織としての力をフルに発揮すればその「個」を抑え、互角以上の勝負に持ち込むことは十分可能であることは、17年の浦和、そして18年の鹿島の戦いで十分証明されたはずだ。

ふさわしい評価得るためにも

問題は、1次リーグの段階でJリーグのクラブがもてる力をACLに注ぎ込むことができていないことだ。そして次節のJリーグに備えるために何人かの主力を休ませるなどによってACL序盤で勝ち点を稼げないと、ACLへの目標意識が低下し、結果として勝ち点を伸ばせないことになる。

4チームすべてが1次リーグを突破してノックアウトステージに進めば、決勝に残る確率、そして優勝の確率は高くなる。そして4チームすべてが1次リーグを突破できる状況が続けばランキング上昇につながる。

Jリーグと並行してのACLの戦いは非常に厳しい。しかし出場4クラブは、歯を食いしばって1次リーグ突破に全力を尽くしてほしい。それがアジアのなかでJリーグがその実力にふさわしい評価を受ける大きな力となる。

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