トランプ氏、北朝鮮の非核化「急がない」
日米首脳、20日に電話協議
【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は19日、北朝鮮の非核化について「(弾道ミサイル発射や核の)実験がない限りは急がない」と述べた。ホワイトハウスで記者団に語った。27、28両日に開かれる2回目の米朝首脳会談を前に、安倍晋三首相と20日に電話協議に臨むことも表明した。
トランプ氏は「北朝鮮の非核化を最後まで見届けたい」としながらも、その時期については「差し迫ったスケジュールがあるわけではない」と語った。
トランプ氏は19日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領とも電話で協議し、米朝再会談の「あらゆる側面について話し合った」と明かした。
米朝は首脳会談が開かれるベトナムの首都ハノイで近く実務者協議を開催する見通し。ビーガン北朝鮮担当特別代表と、北朝鮮の金革哲(キム・ヒョクチョル)米国担当特別代表が詰めの調整にあたる。これに先立ち、先週には金正恩(キム・ジョンウン)委員長の「執事」と呼ばれるキム・チャンソン国務委員会部長らがハノイ入りし、視察先などを回っているという。
金正恩(キム・ジョンウン)総書記のもと、ミサイル発射や核開発などをすすめる北朝鮮。日本・アメリカ・韓国との対立など北朝鮮問題に関する最新のニュースをお届けします。