中部空港島で自動運転実証 2台同時、信号機とも通信
愛知県は19日、中部国際空港島(常滑市)で2台の自動運転車を同時に走らせ、1人が遠隔監視する実証実験を行うと発表した。信号機に設置した無線通信機から送られる情報を車が受信し、信号を認識するカメラが機能しない環境でも減速や停止ができるという。3月3日に試験走行し、7~8日には一般から集めたモニターが試乗する。
空港島内に公道を含む約2キロメートルのコースを設定。2台の自動運転車が前後に並び、時速20キロ程度で走る。
県は今年度の自動運転実証事業をアイサンテクノロジーや岡谷鋼機、名古屋大学などに委託。豊橋市と一宮市の実験で、2台の自動運転車を同時に走らせてきた。今回はディー・エヌ・エーや日本信号も参加する。
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