日産・ルノー、連合維持優先 資本見直しなど棚上げ
日産自動車と仏ルノーが対立点を棚上げして事業のてこ入れを急いでいる。訪日しているルノーのジャンドミニク・スナール会長は15日も日産首脳らと会談し、日仏連合の関係修復に動いた。日産は米国と中国、ルノーは欧州で火種を抱え、収益も厳しい。日産の会長人事や資本構成の見直しなどは後回しにして、直面する課題を解決する必要に迫られている。
「業務執行のことで懸念があり、改善することがある」。日産の西川広人社長...
日産自動車が選択を迫られている。
内田誠新社長のもと、業績をどう立て直すのか、筆頭株主である仏ルノーとの関係をどう再構築するのか。
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