新幹線券売機一部使えず JR東海などの複数駅で
15日午前、JR東海の東海道新幹線の東京駅や新横浜駅、名古屋駅など複数の駅で、新幹線自動券売機の一部にシステムの不具合が生じ、切符が購入ができない状態になった。正午ごろまでには多くの駅でトラブルは順次解消し、新幹線は通常通り運行している。
JR東日本や西日本の管内でも新幹線自動券売機で自由席特急券を買えないなどのトラブルが発生した。JR各社が出資しシステムを管理する「鉄道情報システム」によると、券売機のプログラムの不具合が生じたことが原因という。システム改修などとの関連を調べている。
JR東海によると、利用者が自動券売機を操作したところ使用できなくなるトラブルが15日早朝から相次ぎ、駅員のいる窓口での購入を呼びかけるなどして対応した。在来線の券売機などには障害はなく、同社は「新幹線の運行に影響はなかった」としている。
JR東日本によると、同社管内の駅の新幹線自動券売機でもシステム障害が発生。往復の自由席特急券が購入できない状態になったという。指定席や片道の自由席券の購入は可能だが、復旧のめどは立っていない。
JR西日本管内でも、新大阪駅など複数の駅の新幹線自動券売機で往復の自由席特急券が購入できないトラブルが発生している。