ルノー、日産と対話路線にかじ スナール会長融和演出
業績低迷の両社 信頼再構築急ぐ
【パリ=白石透冴】訪日中のフランス自動車ルノー、ジャンドミニク・スナール会長は15日も、日産自動車首脳らと面会する。ルノーが14日発表した2018年度決算は6期ぶりの減収減益となり、日仏連合の維持・テコ入れが必須になっている。そのため日産会長人事など反発を生みかねない話題は深入りせず、日産との柔軟な対話路線にカジを切っている。
スナール氏は14日には日産の西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)、...
日産自動車が選択を迫られている。
内田誠新社長のもと、業績をどう立て直すのか、筆頭株主である仏ルノーとの関係をどう再構築するのか。