豪雨災害の代替交通、セミナーで事例報告 中国運輸局
中国運輸局は西日本豪雨で広島市内~広島県呉市内間の鉄道や有料道路が一時寸断された際の代替交通について、事例を報告するセミナーを広島市内で開いた。代行バスの運行に関わった事業者として広島電鉄やJR西日本、中国ジェイアールバス(広島市)の各担当者らが説明した。
JR呉線と広島呉道路(クレアライン)がそれぞれ分断されたことで、近くにある仮設復旧した国道31号が大渋滞し、運行時間が通常よりも大幅に延びた事例などを紹介。全国から代行バスを運行する応援が駆け付けた際、宿泊施設や駐車場の確保など、あらゆる対応が求められたことなどを経験したと説明した。今回の事例を教訓に、今後の大規模災害への備えを強化するとした。