元総務次官の桜井氏が電通の取締役に 「嵐」桜井さん父
電通は14日、桜井俊執行役員が取締役に就任すると発表した。桜井氏は元総務省事務次官で、人気アイドルグループ「嵐」の桜井翔さんの父。2018年1月に電通の執行役員に就任していた。3月の株主総会を経て就任する。
同社は違法残業や社員の過労自殺などが問題となり、コンプライアンス(法令順守)の徹底などの体質改善を進めている。桜井氏は内部統制機能全般の強化を、常勤の執行役員として担当している。
電通の曽我有信取締役は14日の決算会見で、「(桜井氏は)内部統制全体の責任を負っている。2020年に計画している持ち株会社化のプロジェクトを指揮している」と説明。「電通の外の視線や経験に期待したい」と話した。
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