西武鉄道、「パノラマ車窓」の新型特急を公開
西武鉄道は14日、25年ぶりに投入する新型特急車両「Laview(ラビュー)」を埼玉県所沢市にある車両基地で報道陣に公開した。車窓の高さを座面の辺りまで下げるなどし、眺めの良さが売り。女性からの要望が強い専用トイレも設けた。3月16日から池袋―西武秩父間を走る。
デザインは、建築界のノーベル賞といわれる「プリツカー賞」を受賞した建築家の妹島和世氏が監修した。先頭車両は前面に半径1.5メートルの曲面ガラスを用いたカプセルのような外観。外装のアルミ素材に特殊技術を加え、沿線の風景が映り込むように仕上げた。
1編成8両で席数は422。全席指定。池袋線では19年度末までに全ての特急車両をラビューに置き換えていく計画だ。
西武鉄道の後藤高志会長は「風景に溶け込むような車両になった。乗ることを目的に来てほしい」と話した。
関連企業・業界