おおさか東線で通勤・通学便利に 3月に全線開業
JR西日本は13日、3月16日に全線開業する「おおさか東線」の試乗会を開いた。大阪府東部を南北に走る同線の全線開業で、新幹線が発着する新大阪駅(大阪市)から奈良県方面へのアクセスが向上する。
同線は新大阪―久宝寺(大阪府八尾市)間を走る20.3キロメートルの路線。南側の放出(はなてん、大阪市)―久宝寺間は2008年に先行開業した。JR西日本は北側の新大阪―放出間を完成させ、新大阪―奈良間を約1時間で結ぶ直通快速などを運行する。
試乗会は新大阪駅と放出駅を往復し、南吹田駅(大阪府吹田市)など新設する4駅も通過した。大阪支社の宮本芳明副支社長は観光客の利便性向上に加え、「大阪東部に南北のネットワークができることで通学や通勤も便利になる」と話した。