高校の話題、タレントよりユーチューバー NTTドコモ調べ
高校の友達との話題はテレビタレントより「ユーチューバー」――。NTTドコモが学生を対象に実施した調査で、動画投稿サイト「ユーチューブ」で収入を得る「ユーチューバー」の情報を重視する、いまどきの高校生像が浮かんだ。学校の友人との会話で多い話題に関し、スマートフォン(スマホ)経由の内容との回答は学生全体の約8割を占め、テレビや雑誌を上回った。
調査は2018年12月18~20日にインターネット上で実施。スマホを持つ15~25歳の高校生と大学生300人が答えた。
学校の友人との会話で多い話題を複数回答形式で聞くと、スマホで見たソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)や動画、アプリとの回答が78%だった。テレビ番組(58%)や雑誌の記事や漫画(30%)を引き離した。
高校生に絞ると、ユーチューバーの話題が37%で、テレビタレント(33%)を上回った。「学校の友人とのコミュニケーションにスマホは必須アイテムと思うか」との質問には、大学生を含めた全体の67%が「そう思う」と回答した。
高校生や大学生は動画撮影・投稿なども多く、データ通信料がかさみがちだ。無料Wi-Fiの利用経験者のうち、63%が週に1回以上使うと回答。利用経験者の24%は情報流出などリスクを理解していなかった。通信コストに関心が向かい、安全性への意識が薄い実態も浮き彫りになった。