検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

コメ輸出過去最高、10年で10倍 中国販売カギ

詳しくはこちら

日本のコメ輸出(食料援助を除く)が過去最高を更新した。農林水産省によると、2018年は前年比17%増の1万3794トン、金額は18%増の37億円となった。ホタテ貝(476億円)や牛肉(247億円)に比べまだ少ないが、日本食の海外普及に伴う需要増を受け金額は10年で10倍になった。今後は世界最大のコメ消費国、中国への売り込みがカギを握る。

19年も複数の産地からコメ輸出は拡大しそうだ。JAみな穂(富山県入善町)は前年比18%増の1千トンにする計画。大手コメ卸の神明(神戸市)と組み、31カ国に輸出する。同JAは輸出米に取り組み始めた09年には21トンだったが、18年には40倍の850トンへ膨らんだ。「人口減少社会でも水田を活用して所得を確保するには、やや安くても輸出に力を入れる」(細田勝二組合長)

コメは17年まで約50年続いた減反政策により「いかに減らすか」が焦点だった。農水省出身の鈴木憲和衆院議員は「同じ時期に他国は農産物の輸出にカジを切っており、日本は挽回する必要がある」と指摘する。

2000年代に入ってもコメ輸出は年間2千トンに満たない状況だったが、13年に政府が減反廃止の方針を決定。さらに現在は輸出分を「新規需要米」とカウントするようになり、取り組む産地が増えた。

日本のコメ輸出先の6割は香港(中国本土を除く)とシンガポールだ。一方、中国は日本の約20倍のコメ消費があるが、18年の日本の輸出量は524トンと全体の4%にとどまった。コメは中国が認める施設からの輸入しか受けつけず、これまで日本の港はほぼ横浜に限られた。

18年5月の日中首脳会談を受け、中国は新たに兵庫と北海道の精米施設も貿易拠点として認めた。JAみな穂は兵庫県にコメを送り、神戸港から輸出が可能となる。従来の横浜ルートより迅速に輸出できるという。18年10月には大手コメ卸の木徳神糧とホクレン農業協同組合連合会(札幌市)が初めて「ゆめぴりか」を北海道の港から上海に輸出した。年間の輸出量の増加が目立つのは19年以降とみられる。

中国は昨年11月に「新潟米の輸入を許可する」とも発表した。11年の東日本大震災による原発事故を受け、中国は福島・宮城や関東の一部と新潟を含む1都10県からの食品輸入を停止してきた。今回は新潟のコメのみ(米菓や日本酒など加工品は除く)を解禁。全国農業協同組合連合会(JA全農)の神出元一理事長は「上海を皮切りに他の都市にも販売していきたい」と語る。

農水省はコメと加工品(米菓や日本酒をコメ使用量に換算)の輸出量を19年に10万トンにするとの目標を掲げる。18年の実績は3万1千トン。3倍のハードルは高いが、無理せず着実に市場を広げる取り組みが欠かせない。

(小太刀久雄)

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

企業:

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_