川重の金花社長、多額損失も鉄道再建に自信
川崎重工業が分岐点に立っている。2018年度は北米の鉄道車両事業などで165億円の損失計上に追い込まれるなど想定外の逆風に見舞われた。19年度から始まる新中期経営計画では、鉄道事業の再生と新規ビジネスの開拓が2大テーマとなる。新中計の方向性と勝算を金花芳則社長に聞いた。
――鉄道車両の再建はどう進んでいますか。
「鉄道車両事業再建委員会では固定費などを見直した上である利益率以上で受注するとか、こ...
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