「反資本主義」の波、市場の脅威に
米州総局 関根沙羅
7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は、前日比220ドル安の2万5169ドルと続落した。英中銀と欧州委員会が成長見通しを引き下げたことで世界景気後退への懸念が強まった。3月1日の米中貿易協議の期限までに米中首脳会談が実現しないとの報道も投資家心理を悪化させた。
外憂に相場が振れるなか、米国内で新たな脅威の種となっているのが「反資本主義論」だ。2020年の大統領選に向け、格差問題を重視する急進左...
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