日本画家の堀文子さん死去 「幻の花 ブルーポピー」
花や鳥など自然をテーマにした作品を多く生み出した日本画家の堀文子(ほり・ふみこ)さんが2月5日午前0時56分、心不全のため神奈川県平塚市の病院で死去した。100歳だった。お別れの会を行うが日取りなどは未定。
1918年東京都生まれ。女子美術専門学校(現女子美術大学)を卒業し、74年から多摩美術大の教授を務めた。
世界中を旅しながら花や植物などを描いた作品を多く発表。代表作にヒマラヤの花を描いた「幻の花 ブルーポピー」や「アフガンの女王」がある。本の挿絵や装丁も手掛けた。
著作に自身の生き方をつづったエッセー「堀文子の言葉 ひとりで生きる」や画文集「命といふもの」などがある。