米特別代表が6日訪朝へ 米朝再会談へ調整
【ワシントン=永沢毅】米国務省は4日、ビーガン北朝鮮担当特別代表が6日に北朝鮮の平壌を訪れると発表した。2月末ごろに開催する2回目の米朝首脳会談に向け、北朝鮮の実務者協議の責任者に新たに就いた金革哲(キム・ヒョクチョル)元駐スペイン大使と調整にあたる。
国務省によると、協議では2018年6月の初の首脳会談で合意した完全な非核化や米朝関係の変革、朝鮮半島における恒久的な平和体制の構築について「さらなる進展をめざす」としている。非核化の具体策だけでなく、北朝鮮が求めてきた見返り措置についても協議するとみられる。
韓国を訪問中のビーガン氏は4日に韓国大統領府の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長らと会談し、米朝再会談への地ならしを進めてきた。再会談をめぐっては、トランプ大統領が5日の一般教書演説で日程と開催地を公表する可能性がある。