リニア山梨県内駅見直し「新知事の考え聞く」甲府市長
1月の市長選で再選し、2日に2期目の任期をスタートさせた甲府市の樋口雄一市長は4日記者会見し、「笑顔あふれる街をさらにパワーアップさせる」と抱負を述べた。山梨県知事に就任する長崎幸太郎氏がリニア中央新幹線の県内駅周辺開発について、現在の計画を見直す考えを表明していることに関し、早期に直接会って考えを聞く意向を示した。
樋口市長は「(長崎氏が)どこを変えてどこを変えないのか分からないうちは、軽々なことは言えない」としながらも、「(人口減対策を含め)考えについて議論したい」と述べ、早期の意見交換に意欲をみせた。長崎氏がリニア新駅とJR身延線の駅を接続させる考えを示したとの一部報道を受け、実現するとリニアの駅が甲府市外になることから「(甲府に)残していただければ」と話した。
2020年東京五輪・パラリンピックでは、卓球とレスリングのフランス代表チームが市内で事前合宿をすることになっている。樋口氏は「市民と外国から来た人の交流を深めたい。五輪後も国際交流の芽が伸びていく取り組みができれば」と期待した。