外国人に生活保護を支給すべきか
憲法のトリセツ
憲法は外国人の人権をどこまで認めているのか、の続きです。論争の的になることが多い生活保護の支給の是非を取り上げます。
憲法が定める基本的人権の保護対象について、書きぶりが条文によって異なる、と前回指摘しました。(1)日本国民(2)何人(=すべての人)(3)明記されていない――の3通りです。そして明記されていない政治活動の自由について、最高裁が外国人には半分くらい認めるという感じの判決を出したこと...
憲法改正をめぐるニュースが増えています。 憲法が果たす役割とは何でしょうか。今後どう改憲論議が進むのでしょうか。 このコラムでは実際の判例や歴史を交えて、憲法のわかりやすい「取扱説明書」をお届けします。