夢洲にIR直結ターミナル 大阪市、豪華客船も接岸
大阪市は1日、2024年のIR(統合型リゾート)開業を目指す大阪湾の人工島、夢洲の北側に大型クルーズ船が発着できる旅客ターミナルを設ける計画を明らかにした。IR用地に直結させる位置で、関西国際空港や神戸港だけでなく、西日本や海外と結ぶ海の玄関口に位置づける。
13年ぶりに改訂する大阪港湾計画に盛り込む。ターミナル用地は幅1350メートル、奥行き100メートル。16万トン級の豪華客船の接岸が可能。25年には国際博覧会(大阪・関西万博)の夢洲開催も決まり、延伸する地下鉄中央線やシャトルバスの混雑・渋滞の緩和も狙う。
波が荒い夢洲南側を避け、舞洲との間にある北側が選ばれた。埋め立て用土砂の運搬船の船着き場がある北西側も検討されたが、IRへのアクセスが遠い難点があった。