「洋服の青山」外国人向け消費税の免税を全店に
青山商事は訪日外国人に向けた消費税の免税対応店舗を「洋服の青山」の全店に拡大すると発表した。812店が対象。2月1日から実施する。2月上旬の中国の春節(旧正月)休暇を控えており、訪日観光客が増える時期に合わせて体制を整え、旺盛な消費を取り込む。
店舗内で5千円以上の購入時に訪日客がパスポートをレジで提示すれば店員が免税手続きする。同社は2014年に主要21店舗で消費税免税サービスを始めた。18年末時点では約670店まで対応店舗を増やしていた。
免税対応店舗の拡充は売り上げ増につながっている。洋服の青山では免税売上高が17年度に15年度比で2割増えた。青山商事は「客層は中国からくる人が多く、台湾やタイ、ベトナムも近年は多い」(広報担当者)という。