就活の最大の武器、1位は「サークル・部活の経験」
マイナビ調べ
就職情報大手のマイナビが29日発表した大学生のライフスタイル調査によると、就活生が考える自分の最大の武器は「サークル活動・部活動の経験」が最も多かった。文系はコミュニケーション能力や笑顔などが上位に入ったが、理系は「学校で学んだ専門知識」がトップで、対人スキルよりも研究活動をアピールしたい学生が多いようだ。
2020年卒業予定の大学3年生らを対象に昨年11~12月にインターネットで調査。4656人から回答を得た。
就活で自分の最大の武器になると思うものを聞くと、全体の1位は「サークル活動・部活動の経験」(15.3%)だった。2位は「コミュニケーション能力」(14.3%)、3位は「学校で学んだ専門知識」(12.7%)の順だった。
コミュニケーション能力は文系男子で2位、文系女子で1位。理系の1位は男女ともに「学校で学んだ専門知識」となった。今回の調査から新たに選択肢に加えた「留学経験・海外経験」という回答は1.9%で、「語学力」も2.6%にとどまった。
一方、自分に欠けていると思うものを複数回答で聞いたところ、全体の1位は「自分の長所をアピールする力」(40.6%)だった。これに「コミュニケーション能力」(37.4%)、「友人関係の広いネットワーク」(29.4%)が続いた。
結婚後の仕事に対する考えについては夫婦共働きを希望する割合が増えた。男子は前年比0.8ポイント増の49.5%、女性は1.3ポイント増の70.8%だった。女子の共働きを希望する割合は、16年卒の調査開始以来初めて7割を超えた。
子育てについて「育児休業を取って積極的に子育てしたい」と答えた男子学生は前年より5ポイント近く多い43.6%で、5年連続で上昇した。共働きの親を見て育った学生が徐々に増え、男女ともに子育てに関わる意識が高まっているとみられる。
就職活動に励む学生、採用する側の企業は、ともにオンラインと対面を駆使しより良い出会いを求めます。就活に役立つニュースや、様々な疑問に答える『就活探偵団』などの読み物を掲載します。