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大坂、初の世界1位 コート外もアジアマネーが席巻

全豪テニス、賞金・観客とも過去最高

(更新)
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28日に発表されたテニスの世界ランキングで、大坂なおみ(日清食品)がアジア勢として男女を通じて初の1位に登りつめた。実はコートの外でもアジアの勢いが目立っている。27日に閉幕した全豪オープンは観客動員と賞金総額でいずれも過去最高を記録した。大会の拡大をもたらしているのは中国を中心としたアジアマネーだ。

大会最終日、男子シングルスで7度目の優勝を飾ったノバク・ジョコビッチ(セルビア)は「全豪は最高の大会。選手、ファン、メディアのすべてに対し、施設やサービスの向上を常に考えてくれている」と主催者団体のテニス・オーストラリアに感謝を述べた。準優勝のラファエル・ナダル(スペイン)も「これほど毎年良くなる大会はない。大会をサポートし、個人的にも長く支えてもらっている起亜自動車にもお礼を言いたい」と語った。

韓国の起亜自動車は全豪最大のスポンサーだ。昨年更新した2023年までの契約総額は5年間で8500万豪ドル以上(1豪ドル79円換算で約67億円)といわれ、1年間1000万豪ドルだった従来に比べ大幅に上がった。コートを取り囲む電光掲示板でも「KIA」の文字が頻繁に映る。

02年からスポンサーをしてきた起亜に加え、今大会から目につくようになったのが「1573」だ。「國窖1573」など漢字交じりの宣伝が頻繁に表示され、多くのコートのスタンドにはこのロゴが入った赤いTシャツを着た団体客が陣取った。昨年までの2番コートは「1573アリーナ」と名前が変わった。

テレビ画面でも目立った「國窖1573」は今大会からスポンサーに加わった中国の老舗蒸留酒メーカー、瀘州老窖の商品名。契約額は明かされていないが、テニス・オーストラリアの発表によると「中国企業との協賛契約では大会史上最高額」。同組織の財務担当者は「アジア市場が我々にとって優先事項であることは秘密でもなんでもない」と断言する。

近年はミネラルウオーターメーカーなどほかにも中国のスポンサーが加わり、中国への放映権を巡っても巨額のマネーが動く。女子シングルス決勝後、大坂にトロフィーを渡したのは14年にアジア人で全豪を初制覇した中国の元テニスプレーヤー李娜さんだった。

「アジア重視」は明らかに効果を上げている。オーストラリアの地元経済紙によると、18年大会の中国人来場者は前年から5割増え、中国本土での放映時間は数年以内に2倍に増えるという。スポンサーの中国企業にとっては、国内外で露出を大きく増やせる。テニス・オーストラリアの2018年6月期の収入は3億3700万豪ドル(266億円)と10年前から3倍近くに増えた。

その恩恵は選手にも及ぶ。今大会の賞金総額は6200万豪ドル(約49億円)。男女シングルスの優勝賞金は5年前から55%増の410万豪ドル(約3億2400万円)、1回戦負けでも7万5000豪ドル(約592万円)を受け取れる。

ジョコビッチは「トップ選手の報酬ばかりが注目されるが、テニスで食べていける選手が増えることがテニス界の発展につながる」と強調する。かつては他の四大大会より格下にみられがちだった全豪だが、ビジネス規模では全仏やウィンブルドンに引けを取らない大会に成長した。地元では近い将来、全豪の賞金総額が1億豪ドル(79億円)に達する可能性があると報じられている。(メルボルン=吉野浩一郎)

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