広島の新サッカー場 候補地一本化へ2月にトップ会談
広島市の松井一実市長は25日、サッカースタジアムの候補地選定について、広島県の湯崎英彦知事、広島商工会議所の深山英樹会頭、J1のサンフレッチェ広島(広島市)の久保允誉(まさたか)会長と2月中の会談に向け日程調整を始めたことを明らかにした。4者で広島中央公園広場案で一本化する協議に入るもよう。候補地選定作業が大詰めに入る。
現在は建設候補地のひとつ、広島中央公園の広場に隣接する市営住宅の活性化に向けた取り組みを、2月市議会に提出する2019年度当初予算案に盛り込むことで庁内の調整を進めている。市の予算編成の作業が進んだ段階で4者会談をする。15日の2月定例市議会が開会する前に、4者会談を開く可能性について松井市長は「できれば」との気持ちを示し、日程調整を進めていることを明らかにした。
松井市長は「住民に基町の活性化対策をしっかりとした対応をする」と強調し、市の予算編成で具体的な予算措置を講じる作業を進めているとした。さらにサッカースタジアムを候補地を一本化するための選定作業として、現在は広島県、広島市、広島商工会議所の3者がスタジアムの建設主体や建設費用のスキームなどの課題について事務レベルで協議を進めている。松井市長は「なるべく早くまとめたい」と述べた。