米商務長官、無給職員の生活苦「理解できない」
【ワシントン=鳳山太成】ロス米商務長官は24日、政府機関の一部閉鎖で無給となった政府職員の生活苦が伝えられていることについて「理解できない」と述べ、資金繰りが厳しい場合はお金を借りるよう勧めた。「少額の利息を払うかもしれない」と指摘しつつも、生活苦の理由にはならないと強調した。資産家で知られるロス氏の発言に反感が広がりそうだ。
米CNBCテレビの番組で語った。ロス氏は最終的には政府が再開して給与が支払われると強調し「多くの金融機関が広告を出している」「非常に低金利のローンだ」などと述べた。航空管制を担う政府職員から無給を理由に欠勤が相次いでいる状況には「がっかりした」と話した。
トランプ大統領はロス氏の発言をめぐり「違う言い方をすべきだった」と釈明した。