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大物が相次ぎ移籍 投資効率ナンバーワン球団は?

編集委員 篠山正幸

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お金の使い方がうまい球団はどこなのか。フリーエージェント(FA)で巨人に移籍した丸佳浩の代わりとして、珍しく高年俸の長野久義を指名した広島。日本ハムとの残留交渉がまとまらなかったブランドン・レアードを獲得したロッテ。大物の移籍が相次いだこのオフ、2019年シーズン終わりの"決算"が、例年になく注目されることになりそうだ。

97年を思い起こさせる大型補強

巨人が丸と結んだ契約は5年総額25億5千万円とされる。前マリナーズの岩隈久志、前オリックスの中島宏之、FA移籍の前西武、炭谷銀仁朗らを合わせ、総額33億円といわれた1997年を思い起こさせる大型補強となった。

それからすると、広島やロッテの投資は地味かもしれないが、決してお金だけでは決まらないのが、野球の面白いところ。

投資を抑えて高収益、という球団もある。典型が日本ハムだろう。

早くから経営コンサルタント会社と組み、徹底した人事管理をしてきたのはよく知られているところ。年俸に見合っただけの成績を上げられているかを厳密に査定することで、比較的低年俸ながらも、数年に1度は優勝できるシステムをつくり上げてきた。

このシステムのなかでは何億円ももらっている大物選手は相当の成績を出さないと、費用に見合わないことになる。2016年オフにFAで巨人に移籍した陽岱鋼は球団から「卒業おめでとう」という言葉をかけられたと話していた。当時の推定年俸は1億6千万円。

チームの顔ともいえる選手を引き留めないドライな感じへの好き嫌いはともかく、一時的な戦力ダウンを覚悟で、若手に切り替えていくやり方は、チームづくりのあり方として間違いではなかった。この十数年来の成績が、それを示している。

広島も低予算という「縛り」に長くあえいできたが、そうした試練が、知恵と工夫を生むのは確か。高校卒業の選手を中心に鍛え上げ、ついに常勝といえるまでのチームをつくり上げた。外国人選手にも「当たり」が多いのは、財布の中身とじっくり相談しながら、一発必中の覚悟で日本向きの選手を見定めているからだろう。

「育成の広島」が、34歳の長野を指名したことは驚きをもって受け止められたが、あの目利きの球団が見初めたということになると、まだまだ力が残っているに違いない、という気もしてくる。

年俸を気にすることなく、獲得に動けたことの背景には、マツダスタジアムで満員御礼が続くなど、資力の面で、かつてと様変わりしたという事情もあるには違いないけれど……。

地味ではあっても意図はっきり

昨季、球団運営50年目にして、初めて黒字化を達成したことを受け、より積極的な補強に動いているのがロッテ。レアードのほかにもジョシュ・レイビン投手、メジャー通算35本塁打のケニス・バルガス内野手を獲得。前楽天の細川亨捕手も加入する。投手と「今のうちにないもの」(井口資仁監督)である長打力にポイントを定めている。巨人と比べると地味ではあるが、意図ははっきりしている。

選手層をなるべく手厚くするのが、強化の常道とはいえ、ポジションは限られており、与えられた戦力を生かすも殺すも現場次第、という面がある。

外国人枠の問題が選手起用の難しさを倍加させ、中日で本塁打王となったアレックス・ゲレーロを獲得しながら、生かし切れなかった昨季の巨人のような例もある。

1997年の巨人は4位だった。資金が潤沢にあって、取りたい選手を取れたとしても、野球はフタを開けてみないとわからない。シーズンの最後に笑っているのはどこだろう。

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