横浜市とソフトバンク、短時間テレワークの実験
横浜市とソフトバンクは18日、職場外で短時間勤務する働き方「ショートタイムテレワーク」の実証実験を、同市磯子区の汐見台地区で3月から始めると発表した。育児や介護、障害などで働く意欲があっても長時間勤務や通勤が困難な同地区在住の5人を選抜。同社の企業の社会的責任(CSR)部門の業務に有償であたってもらう。
5人は自宅や自宅から近い汐見台福祉センターで、週8時間程度勤務する。仕事で使うパソコンやスマートフォン、タブレット(多機能携帯端末)はソフトバンクが無償で提供。勤務中はビデオ通話で同社社員らと連絡を取れるようにする。実験は半年間実施する。
ソフトバンクは実験を通じてショートタイムテレワークの課題や改善点を洗い出す。今後、他の企業や地域に展開することを目指す。
実験は18日に両者が締結した、持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けた包括連携協定に基づき実施する。多様な人材の活躍を促進するほか、人手不足感の緩和につながることも期待する。
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