新潟県内2信組が合併 新栄とさくらの街
新栄信用組合(新潟市)とさくらの街信用組合(新潟県阿賀野市)は18日、12月をめどに合併することで基本合意したと発表した。合併後の預金量は単純合算で1000億円規模となり、新潟県内の信組で3番目の規模となる。地域で進行する人口減少などを受けて資金需要が伸び悩む中、規模拡大で生き残りを目指す。
新栄信組の預金量は2018年3月末時点で県内5位で、さくらの街信組は6位。合併後に存続するのは新栄信組で、名称や役員の構成は未定だ。本店と本部は新潟市江南区にある新栄信組に置く。
両信組は営業エリアが隣接しており、新潟市の新津や豊栄地域、聖籠町などでは一部で重複している。昨年夏には業務提携を結んでいた。
関東財務局は同日、両信組の合併基本合意について「円滑な資金供給と利用者の利便向上を図ることで、さらなる地域経済の発展に貢献することを期待したい」などとするコメントを発表した。
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