十八銀、ふくおかFGとの統合を承認 臨時株主総会で
十八銀行は18日、長崎市の本店で臨時株主総会を開き、ふくおかフィナンシャルグループ(FG)との経営統合について株主の承認を得た。4月に統合し、2020年10月にふくおかFG傘下で長崎地盤の親和銀行と合併する。
株主総会には242人が参加した。十八銀によると、議決権を行使した株主のほぼ全てが同意したという。ふくおかFGは簡易株式交換のため株主総会を開く必要がなく、金融当局の認可を経て正式に統合が決まる。
ふくおかFGとの統合を巡っては、県内のシェアが7割に上ることなどを懸念した公正取引委員会の審査が長期化。1000億円弱の貸出債権を他の金融機関に移管することを条件に昨年8月、公取委から承認を得た。