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スズキ、インド生産増強に600億円 20年に25万台増へ

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スズキは18日、主力市場のインドで600億円を投じて四輪車の新工場を建設することを明らかにした。2020年の稼働を目指す。インドでの生産能力は年225万台と現在より25万台増える。経済成長を背景とした市場拡大に対応。現地で30年に500万台を販売する長期構想に向けて今後も工場新設を検討する。

スズキは同日、100%出資子会社であるスズキ・モーター・グジャラートの第2工場が稼働したと発表した。エンジン工場も新設した。小型車「スイフト」の生産能力を年25万台増強。インド全体での生産能力は年200万台に高まる。

第1工場は17年2月に稼働し、スイフトや小型車「バレーノ」を生産していた。今回の第2工場までの総投資額は1600億円となった。

スズキは20年稼働の第3工場を計画。約600億円を投じて組み立てラインを新設することを決めた。第3工場の生産能力は年25万台。14年のスズキ・モーター・グジャラート設立以来、総額2200億円をインドで投じることになる。

年150万台の生産能力があり56.2%を出資する子会社、マルチ・スズキとあわせると、20年にはスズキとしては225万台をインドで生産できるようになる。インド市場のほか、南アフリカなどにも輸出する。

スズキのインドでの18年の新車販売は前年比9%増の175万台と堅調だった。スズキは30年にはインドの市場規模が1000万台に拡大すると想定し、その時点で現状と同じシェア5割を確保することを目指す。

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