NTTコム、データセンターと直接接続するサービスを拡大
NTTコミュニケーションズは、同社が提供する国内の主要なデータセンターと直接接続できるクラウドサービスなどを増やす。相互に接続する事業者を拡大することで同社のデータセンターの魅力を高め、顧客が安心・安全にデータを流通したり、蓄積したりできる基盤を整える。
2018年度第4四半期以降に、インターネット接続事業者が相互に接続できる環境を提供するインターネットエクスチェンジ(IX)サービスで、直接接続する先を増やす。
すでに直接接続しているインターネットマルチフィード(東京・千代田)のIXサービスに加え、新たにKDDI系の日本インターネットエクスチェンジ(東京・千代田)、ソフトバンク系のBBIX(東京・港)のIXサービスとも直接接続する。さらに主要なクラウドサービスなどとの相互接続も増やす。
直接接続する事業者を増やすことで、同社のデータセンターを利用する顧客が、データセンターを介して様々なデータをやり取りしたり、ためたりしやすくする。今後も相互接続するパートナーを拡大する。
同社は世界20以上の国・地域でデータセンターサービスを提供している。様々なネットワークやデータセンター、クラウドサービスをつなぎ、データを安全に流通、蓄積できる「データ流通プラットフォーム」という機能を19年度中に提供する計画だ。今回の直接接続の拡大はその一環となる。