ゴーン元会長側が再び保釈請求
日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告(64)を巡る一連の事件で、弁護人は18日、東京地裁に再びゴーン元会長の保釈を請求した。制度上、保釈請求は勾留中に何度でも可能。弁護人は請求の理由や前提条件を一部変更し、改めて裁判所の判断を求めたとみられる。
弁護人はゴーン元会長が追起訴された11日に保釈を請求。東京地裁は15日に請求を却下し、弁護人が申し立てた準抗告も17日に棄却していた。
関係者によると、ゴーン元会長は11日の保釈請求の際、保釈後の住居としてフランス国内や駐日フランス大使館の関係先を希望していたもようだ。
東京地検特捜部は2018年11月19日にゴーン元会長を金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で逮捕し、12月10日に同法違反の罪で起訴。19年1月11日に会社法違反(特別背任)と金商法違反の罪で追起訴した。
日産自動車が選択を迫られている。
内田誠新社長のもと、業績をどう立て直すのか、筆頭株主である仏ルノーとの関係をどう再構築するのか。
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