通常国会、28日に召集 参院選は7月21日投開票が軸
菅義偉官房長官は18日午前、衆参両院の議院運営委員会理事会に出席し、通常国会を28日に召集すると伝えた。会期は6月26日までの150日間。夏の参院選の日程は、会期の延長がなければ公職選挙法の規定で「7月4日公示―21日投開票」となる見通しだ。
衆参議運委の理事会に先立ち与野党11党派の国会対策委員長は国会内で会談した。賃金や労働時間を示す毎月勤労統計で不適切な調査があった問題で、全容解明に全力を尽くすことで一致した。立憲民主党の辻元清美国対委員長は「すべての予算にも関わってくる。野党としては『全容解明なくして予算成立なし』だ」と強調した。
政府は28日に2018年度第2次補正予算案と19年度予算案を提出し、安倍晋三首相の施政方針演説など政府4演説も同日実施する。演説への各党代表質問は衆院で30、31日、参院で31日、2月1日に開く方向だ。
当初、通常国会は1月初旬に召集する案もあったが、首相が英国やオランダを訪問するため見送った。首相は21~24日にロシアとスイス・ダボスを訪問。ロシアのプーチン大統領と会談するほか、スイスで開く世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席する。