中国減税、20兆円上積みへ 景気対策の柱に
【北京=原田逸策】中国が2019年も大型減税を続ける。米国との貿易戦争をにらみ、18年に個人所得減税など当初計画を上回る1兆3千億元(約21兆円)の減税などを実施したが、19年はさらに上積みする。所得税などのほか、新たに増値税(付加価値税)や社会保険料の軽減も検討する。減税と並行して大規模な金融緩和も進めており、景気失速をなんとしても防ぐ狙いだ。
李克強(リー・クォーチャン)首相は15日、経営者...
3期目となる新たな習近平(シー・ジンピン)指導部が発足しました。習政権では習氏に近いとされる「習派」は最高指導部を指す政治局常務委員で7人中6人を占め、序列24位以内の政治局員でも約7割が該当するとみられます。権力の一極集中を進める習政権の最新ニュースや解説をまとめました。
■「習政権ウオッチ」習政権の中枢で何が起きているのか。中沢克二編集委員が深掘りします。
■「大中国の時代」異形の膨張を続ける「大中国」の轍(わだち)と、習氏のビジョンを読み解きます