セイコーHD、「腕時計で一点突破」の正念場
証券部 寺井伸太郎
セイコーホールディングスが主力の時計事業への傾斜を強めている。2018年3月期に半導体事業を売却したことで、19年3月期の営業利益(調整前)の7割をウオッチ事業が占める見通し。一方、足元の株価は世界景気の減速懸念を受けた高級時計市場の先行き不安などで、17年末比で約3割安い水準だ。腕時計による「一点突破」の成長戦略が軌道に乗るか、市場は注視している。
大勢の人が行き交う東京・銀座の中心部。セイコ...
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