「米朝」進めば「米中」悪化、習近平氏のジレンマ
編集委員 中沢克二
4回目となった北朝鮮の朝鮮労働党委員長、金正恩(キム・ジョンウン)の中国訪問。1月8、9両日にわった中国国家主席、習近平(シー・ジンピン)との会談は、世界が注視した経済・貿易を巡る北京での米中次官級協議と完全に並行して進んだ。
中国側から漏れ伝わる説明は「早くから決まっていた金正恩訪中の日程に、米側が指定してきた北京での交渉スケジュールが偶然に重なったにすぎない」「共産党と労働党の党対党で動かす...
金正恩(キム・ジョンウン)総書記のもと、ミサイル発射や核開発などをすすめる北朝鮮。日本・アメリカ・韓国との対立など北朝鮮問題に関する最新のニュースをお届けします。