外相と防衛相が仏大統領を表敬 ゴーン元会長にも言及か
【パリ=白石透冴】フランスに訪問中の河野太郎外相と岩屋毅防衛相は11日、マクロン仏大統領を表敬訪問した。インド太平洋での協力を強化することなどで合意した。特別背任などの罪で起訴された日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告の事件も話題になったもようだが、具体的なやり取りは明らかになっていない。
フランスではゴーン元会長の勾留が長引いていることや、日産と仏ルノー、三菱自動車の3社連合がどう進展するかなどに関心が集まっている。マクロン氏はオランド前政権で経済産業デジタル相を務めた経験もあり、今回の事件やルノーの経営への影響を注視している。
日産自動車が選択を迫られている。
内田誠新社長のもと、業績をどう立て直すのか、筆頭株主である仏ルノーとの関係をどう再構築するのか。