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介護の担い手 家族から社会全体に
高齢化先進国(2)
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平成の30年は高齢化が一気に進み、介護のニーズが膨らんだ。介護を家庭だけに閉じ込めず、社会全体で支え合う。2000年の介護保険制度スタートは、大きな節目になった。だが少子化と人口減少、財政難で、新たな曲がり角を迎えている。
2000年4月1日、東京都豊島区の高齢者在宅サービスセンター「山吹の里」に小渕恵三首相(当時)が到着した。「国民の老後の不安を解消するための最大の対策」。そう介護保険制度のス...