業務マニュアル、動画で社内共有 ソーイージー
動画サービス開発のsoeasy(ソーイージー、東京・新宿)は、スマートフォン(スマホ)を使って企業のマニュアルを動画にして共有できるようにするサービスを開発した。接客や営業など業務の「お手本」となるような知見を、社員自らアプリを使って投稿できる。会社ごとのマニュアルの作成も代行し、業務の効率化を後押しする。
ソーイージーは、新製品の説明やクレーム対応、営業トークのノウハウなどを共有できるシステムを手がける。このほどマニュアル導入支援を手がける2.1(ニテンイチ、東京・港)と組み、マニュアル作成も代行するサービス「buddy&マニュアル職人」を始めた。
eラーニングよりも短い時間で気軽に勉強できるのが特徴だ。SNS(交流サイト)のようなチャット形式で社員のコメントをリアルタイムで共有できるほか、動画を視聴したかも管理画面で確認できる。人工知能(AI)で社員の貢献度も数値化する。
ソーイージーは2018年4月に動画共有サービス「soeasy buddy(ソーイージーバディー)」を始めた。営業代行会社や小売業界などに導入している。外国人社員を採用していたり、海外拠点を持っていたりする企業の需要も取り込む。飯尾慶介社長は「動画は直感的に内容を把握できるのが強み」と説く。
ソーイージーが協業するニテンイチは2014年の設立。これまで金融機関や飲食業など約240社のマニュアルを作成した実績を持つ。マニュアルを作成した後も、定期的に内容を更新したり、導入企業の社員向けに研修を開いたりするサービスが特徴だ。(駿河翼)