長引く米政府機関閉鎖、職員らが抗議活動
【ニューヨーク=大塚節雄】米政府機関の一部閉鎖が長引くなか、自宅待機などを強いられている連邦職員らが10日、再開を求める抗議活動を全米各地で展開した。無給での労働や自宅待機を続ける職員は約80万人にのぼる。家賃の支払いなど生活に支障が生じる恐れも出ており、長期化に不満を募らせている。
閉鎖は10日で20日目に突入し、過去最長(21日)に迫る。ワシントンでは数百人の職員や支持者らが寒空のなかホワイトハウスに向けて行進した。参加者は「トランプ(米大統領)は閉鎖をやめろ」「私に仕事をさせろ」といったカードを掲げ、トランプ氏や議会に事態の収拾を求めた。
米メディアによると、連邦職員らによる抗議活動はシカゴ(イリノイ州)やダラス(テキサス州)、シンシナティ(オハイオ州)など広範囲に及んだ。