タワマン管理に認証制度を提言 神戸市の有識者会議
神戸市の有識者会議はタワーマンションを適切に管理するための認証制度の創設を柱とした報告書をまとめた。高さ60メートル以上の物件の管理組合や開発事業者に防災対策や管理状況を届け出てもらい、市などが設置する審査会で認証する仕組み。久元喜造市長は「今後どのように実現できるか検討する」と話した。
「タワーマンションのあり方に関する研究会」は久元市長の強い意向で立ち上げた。委員を務めた弁護士の戎正晴氏は「マンションは立地だけでなく管理状況の評価も必要」と強調。久元市長は「タワーマンションの増加で人口規模を追うのではなく、質の高い街づくりが重要」と話す。同市によると、タワーマンションを対象にした認証制度が実現すれば全国初という。
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