JA高知県が発足 県内12JAなど統合、販売高全国2位
高知県内の12JAや高知県園芸農業協同組合連合会などを統合したJA高知県が1日に発足した。人口減や組合員の高齢化に対応し、業務効率化を進めて営農指導などを強化する。農畜産物の販売高は約640億円で、全国2位の規模。目玉事業として、高知市内に大型直販所「とさのさと」を4月に開設する。
新JAは正組合員約4万7千人、准組合員約4万1千人。職員数は約2600人となる。組合長には元JA四万十組合長の武政盛博氏が就いた。高知市内に本所を置き、県内を7ブロックに分けて管理する。土佐くろしお、高知市、馬路村の有力3JAは現時点でメリットが少ないなどとして参加を見送った。