トランプ氏、正恩氏から「素晴らしい手紙」 再会談意欲
【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は2日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長から「素晴らしい手紙」を受け取ったと明らかにした。ホワイトハウスで記者団に語った。2回目の米朝首脳会談について「金委員長と会うのが楽しみだ。そう遠くない将来に開くことになるだろう」と述べ、再会談に重ねて意欲を示した。
2018年6月の米朝首脳会談について「私たちはとても良い関係を築いた」と改めて強調。「率直に言ってもしこの政権でなかったら、戦争になっていただろう。アジアでとても大きな戦争が起きていただろう」と指摘し、会談の成果を改めてアピール。「その代わり良好な関係にある。私は急いでいるわけでもない」とし、非核化交渉を急がない方針を再び示した。手紙が届いた時期や内容は明らかにしていない。
金委員長も1日に公表した新年の辞で「いつでも米大統領と会う準備ができている」と再会談に意欲を示した。ただ、同時に経済制裁の緩和も要求するなど強硬な姿勢も見せた。トランプ氏は昨年末に1月か2月に再会談を開催する見通しを示していたが、その前提となる高官協議が開かれるメドは立っておらず、非核化の具体的な道筋は見えないままだ。
ドナルド・トランプ元アメリカ大統領に関する最新ニュースを紹介します。11月の米大統領選挙で共和党の候補者として、バイデン大統領と再び対決します。「もしトラ」の世界はどうなるのか、など解説します。