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青学大、5連覇狙う最強軍団 平成最後の箱根駅伝

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新春恒例の第95回東京箱根間往復大学駅伝が2019年1月2、3日に行われる。出場23チームで争われる今回は史上3校目となる5連覇を目指す青学大が優勝争いの中心だ。出雲、全日本を制して史上初となる2度目の学生駅伝三冠も懸かる。追いかけるのは前回大会で往路優勝した東洋大や初優勝を狙う東海大。平成最後のタイトルを手にするのは――。

今大会は「ゴーゴー大作戦」

12月10日の記者会見で青学大の原晋監督が毎年恒例の作戦名を発表した。今大会は名付けて「ゴーゴー大作戦」。就任15年目、95回大会、5度目の優勝、カギとなる区間は山上りの5区……。「5(ゴ)」に関連するキーワードを並べ、「数多くの伝統校の中で(5連覇は)中大と日体大しか達成していない偉業。できる限り頑張りたい」と語った。

上位10人の1万メートル平均タイムは出場チームトップの28分43秒93。エントリーメンバー16人のうち前回大会の優勝メンバーは7人。連覇を支えてきた下田裕太(GMOアスリーツ)や田村和希(住友電工)が卒業しても「今年は1人に頼らずトータルで勝とうとやってきた。エースが1人、2人抜けたとしても十分戦える布陣」。選手層の厚さは他の追随を許さない。

各校の監督が頭を悩ませる特殊区間の山上りの5区、山下りの6区に経験者がいることは大きなアドバンテージだ。2年連続で5区を任された竹石尚人(3年)はけいれんを起こしながら区間5位だった前回を上回る走りが期待できそう。4年連続6区となる小野田勇次(4年)も「集大成として悔いのない走りがしたい」と意気込む。

1区に配置された橋詰大慧(4年)ら頼れる上級生がいる一方で、新戦力が次々と芽を出しているのも心強い。代表格が吉田圭太(2年)と吉田祐也(3年)だ。吉田圭は日本インカレ5000メートルで日本人トップの3位に入り、学生駅伝デビューとなった出雲では4区に抜てきされて区間賞。吉田祐も日本インカレ1万メートルで日本人トップ。全日本ではこの2人で逆転優勝への足がかりをつくった。29日の区間エントリーでは、それぞれ9、10区に登録され、初めての箱根路を駆けることになりそうだ。

不安要素は補欠に回った森田歩希(4年)だろう。前回2区で区間賞の主将は股関節付近を痛めたといい、「12月の練習消化率が0%」と原監督。エースが集う2区には梶谷瑠哉(4年)を起用した。

森田を他の区間に回す可能性もあり、当日の変更でどう判断するか。ただ、原監督は「16人がみんな故障なくスタートラインに立たせるのは至難の業。箱根駅伝の調整でそれをかちっとできるのはほぼありえない。梶谷の成長があったのでプラスマイナスゼロ」。10区間全体の戦いを念頭に、「9、10区は(後続を引き離した状態で)ピクニックランにしたい」とシナリオを描いている。

東洋大、抜群の安定感

他校も手をこまぬいているわけではない。10大会連続で3位以内と抜群の安定感を誇る東洋大は「打倒青学大」の筆頭だ。前回は下級生をつぎ込んで往路優勝。復路の6区で逆転されて2位に終わったが、経験値は上がった。酒井俊幸監督は「箱根だけは譲れない」と息巻く。

2位だった出雲、3位の全日本ではいずれも2区を走った西山和弥(2年)のブレーキが響いた。今回は2年連続1区でエントリー。「走り方やフォームはだいぶ修正ができてきた。あとはメンタル」と酒井監督。前回区間賞だった実力者が復調しているかはレースを左右しそうだ。

往路での優勝はもちろん、あわよくば後続との差を広げて復路に向けて貯金もつくりたいところ。戦略上、補欠に回った山本修二(4年)と相沢晃(3年)の主力が主要区間で快走すれば、面白い展開になりそうだ。

東海大、「黄金世代」が3年に

スピードランナーがそろう東海大は、ここ数年注目を浴びてきた。日本選手権1500メートルで2連覇した館沢亨次や鬼塚翔太ら「黄金世代」は3年生になって「箱根仕様」になってきた。これまで1区間20キロ以上という距離への不安が露呈して沈んでいたが、今回の両角速監督の言葉は力強い。「これまでトラックに注力してスピードを上げてきた。いよいよ箱根に生かすときが来た」

思い描くのは往路優勝からの逃げ切り。そのためにも1区で起用した鬼塚で流れに乗りたい。補欠に回した館沢や関颯人(3年)を当日のメンバー変更でどう配置するかは注目だ。7区の阪口竜平(3年)は出雲、全日本とケガで欠場したが、11月の上尾ハーフマラソンで1時間2分台と復調傾向。7区は前回区間新の青学大・林奎介(4年)、東洋大の主将・小笹椋(4年)との争いになるだけに、混戦なら勝負どころになるだろう。

「層厚い」駒大、上位進出狙う

「平成の常勝軍団」と称される駒大も3強の一角を崩そうと狙っている。前回は9年ぶりにシード権を確保できずに12位。出直しを迫られたが、予選会をトップで通過した。「夏合宿は走り込んでスタミナをつけた。今年は層も厚く、上と下の力の差がない」と大八木弘明監督は手応えを感じている。

前回1区で3位に入った片西景(4年)は補欠だが主要区間で起用されることは間違いない。17年ユニバーシアードのハーフマラソンで優勝した経験を持つエースは「強気で上位を食っていくという気持ちでやっていく」と往路重視を掲げるチームの一翼を担う。今回と同じように予選会を通過して出場した10年は総合2位だった。その再現となれば、優勝争いは混沌としてくる。

(渡辺岳史)

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