逆風下 攻める日本企業 買収先の統治 経営を左右
本社コメンテーター 梶原誠
日本企業を取り巻く環境は2019年も厳しさが続く。攻めの経営を貫いて逆風をかわせるか。市場はその突破力を見極めようとしている。
「unknown(分からない)」。この言葉が世界の市場関係者の間で広がったのは「まさか」が続いた2016年からだ。6月に英国民投票で欧州連合(EU)離脱が決まり、11月にはトランプ氏が米大統領選を制した。
3年目を迎えたが、不透明感は深まる一方だ。米中という二大経済大国...
東京、ニューヨーク、ソウル、香港を拠点に市場を通して世界を見てきた。アジア通貨危機、日本の金融危機、リーマン危機も取材。編集委員、論説委員、英文コラムニストを経て2017年2月より現職。市場に映る全てを追う。
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