横浜市の待機児童1655人、前年比222人減
横浜市は26日、保育所などに入れない待機児童数が10月1日時点で前年比222人減の1655人だったと発表した。市は保育施設の拡充や保育士の確保に向けた取り組みを進めるが、利用申請の増加に追いつかず、目標とする待機児童ゼロには及ばなかった。
利用申請者数は2950人増の7万1494人と過去最多だった。保育施設数は1005カ所と66カ所増えたが、保育需要の拡大に対応しきれなかった。少子化によって就学前児童数は3205人減の17万7762人、希望の保育所に入れなかった保留児童数は43人増の5960人だった。
市によると2019年4月に向けては認可保育所は32カ所、認定こども園は10カ所、小規模保育事業所は11カ所の整備が見込まれている。保育士の確保については、就職支援講座の開催や潜在保育士へのPR強化などをおこなうという。