辺野古対立でも振興 官房長官、沖縄県知事に
菅義偉官房長官は26日、沖縄県の玉城デニー知事と首相官邸で会談した。米軍普天間基地(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、県と対立していても沖縄振興に尽力する意向を伝えた。「協力できるところはしっかりやる」と述べた。移設問題は話題に上らなかった。会談後、玉城氏が記者団に明らかにした。
玉城氏は2019年度予算案への沖縄振興費計上に関し、菅氏に謝意を伝達した。18年度当初と同じ3010億円となった点について、記者団に「もう少し膨らみを持たせた計画としていたが、やむを得ない」と語った。
〔共同〕