関西の高校生がビジネスプラン発表 蚊よけ化粧品など
日本政策金融公庫は25日、大阪市で高校生のビジネスプラン発表会を開いた。日本公庫の高校生向けのビジネスプランコンテンストで100位以内に入った大阪府、和歌山県、奈良県の5校12チームが参加した。感染症や貧困、若年層のスマートフォン依存など、社会課題を解決するためのアイデアが多かった。
西大和学園高校(奈良県河合町)の生徒は、修学旅行で訪ねたインドの感染症や貧困の解決を目指すプランを紹介した。虫が嫌がる成分を含むインドの植物「ニーム」を使った基礎化粧品を現地でつくる。観光客に販売し、蚊が媒介する感染症の予防と住民の生活水準の向上につなげる。実際にニームを煮出した液体を肌に塗り、効果があることを検証した。
三国丘高校(堺市)の生徒は若年層のスマホ依存を解決するアイデアを発表した。利用時間を減らした人物に、文具や遊園地のチケットなどの景品を贈る会員制サービスを提案した。日本公庫は2013年から同コンテストを実施しており、今回は4359件のプランが集まった。上位10チームは19年1月の最終審査に出場する。