コメ、30年で3割値下がり 減反による価格維持実らず
商品市況 平成の30年(4)
コメの卸売価格は平成の30年間で3割以上下がった。食生活の変化や少子化で国内需要は減少が続く。政府は生産調整を2017年産まで実施し価格維持を図ったが、消費者のコメ離れを招き値下がりにつながった。
代表的な新潟産コシヒカリ(一般品)の業者間取引価格は1989年1月に1俵(60キロ)2万7750円だった。現在より約1万円高い。
当時は全国農業協同組合連合会(JA全農)がコメ流通を掌握していた。政府...
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