豊橋市中心街に24階建て複合ビル 総事業費220億円
愛知県豊橋市の中心街で大規模再開発が動き始めた。JR豊橋駅から徒歩2~3分の場所にマンションや図書館などから成る24階建ての複合ビルが建設される予定で、地権者らでつくる再開発組合が19日に起工式を開いた。2021年夏の竣工を目指す。ビルを拠点に人の流れを生み、中心街の活性化につなげる。
複合ビルは旧名豊ビルがあった約1.5ヘクタールの敷地に建設する。高層階はマンションとし、低層階にはオフィスや図書館、飲食店が入る。総事業費は約220億円。豊橋の中心街で最も高い建物になる。
工事は東棟と西棟の2期に分かれる。東棟が先行して竣工し、西棟の完成は24年秋頃の見通し。
ビルには地元農家が直販コーナーを設けたり、空中農園で耕作体験したりする食をテーマにした空間を設ける。再開発組合の神野吾郎顧問(サーラコーポレーション社長)は同日の記者会見で「農業や水産業が盛んな東三河の良さを体験する場所にしたい」と述べた。
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